「だらしな日記―食事と体脂肪と読書の因果関係を考察する」　　　 藤田 香織 　02.10.23 嫌いなこと=掃除、洗濯、運動、社交。 好きなこと=食う、呑む、寝る、読む! ADDでプチひきこもりで裸族な、体脂肪40%の書評家の日常。 「ウェブマガジン幻冬舎」連載中の日記エッセイを単行本化。 （「MARC」データベースより） 著者は、フリーの女性ライター。 毎日の食事の内容と、金額、時間。その日の出来事。その日に読んだ本。そして、体脂肪の測定値が書かれています。 いわば、他人の日記。しかも、有名人でも何でもない一女性です。 そんな人の日記を読んで面白いのか？ はじめは、そう思いつつ読んでいました。 でも、これが、一種のカルチャーショックだったのです。 その日記の内容は、題名通りのだらしなぶりで、おののきながら読みました。 掃除はほとんどしない、放置されたコップの中の水に薄い膜が張ってたり、トイレに行っても手を洗わなかったり、お風呂も３〜４日入らなくてもぜんぜん平気。約束の時間には、必ずと言っていいほど遅刻する・・・等々。 読んでいると、我が身を振り返って、こうなってはいけないと、反面教師的な効果がありました。（著者様ごめんなさい。） 高校時代から比べると２０ｋｇも太った（編集後記時では２８ｋｇ増になったそうですが・・・(^^;）彼女、なんと、体脂肪率が４０前後です(^^;。（ちなみに私は、１８です・・・年じゃなくって、体脂肪・・・） その食事も、チェックすると、そんなに多くは、ないような気がするのですが、時間が不規則で、ドカ食いの傾向・・・。 読んでいると、ついつい焼き肉とか、コンビニのデザートなんかが食べたくなるので、要注意です。 また、彼女、書評を書くライターさんだけあって、驚くほど本を読みます。まあ、仕事だから、そうなんでしょうけど、一日に、新刊なら２冊！コミックなら、多い時は、２２冊とか！これは、さすがに、頭が下がります。 そして、”体が資本”のフリーで仕事をしているわけで、体調が悪くても休めないとか、相手の都合で左右されるとか、仕事の大変さも伝わってきます。 ストレスの多そうな仕事。これでは、ドカ食いにもなるかもね。 また、面白そうな本が、たくさん、たくさん出てくるので、私の読みたい本リストが、またまた膨大な数になったのでした。