「燃えつきるまで」 唯川恵 02.12.01
誰もが一度は経験する、絶望に近い失恋。
ハウジングメーカーでチーフを務める31歳の怜子は、
5年間付き合った耕一郎に突然別れを告げられる。
そろそろ結婚を、と考えていた矢先のことだった。
理由がわからず、どうしても別れを受け入れられない怜子は、苦しみ、 それまで最優先してきた仕事も手につかなくなる。
そして、彼の新しい恋人の存在に絶望し、
堪えていた気持ちが決壊してしまう・・・。(帯より)
あるでしょうね、こんな事。しかも、こんな最悪のタイミング!年齢31歳で、5年付き合った彼と、そろそろと思っていた時に、こんな事になったら、もうダメ、立ち直れないと思ってもしょうがないですね。あと3年、どちらかに時期がずれていたらそんなでもなかったかもしれないけど・・・。
そして、仕事にも身が入らなくなり、支えであったはずの仕事も、実は、自分がいなくてもなんの支障なく進んでゆくことを知らされる・・・。最悪ですね。
こうなったら、開き直るしかないです。
1週間は、思い切り落ち込んで、あとは、時間が癒してくれるでしょう。
それまでの人生で、挫折を味わったことのない人だったら、怜子のようにますます落ち込んで、簡単に一線を越えてしまいそうな気がします。
いろんな苦労は、若いうちにするに限りますよね〜(^^)。
それにしても、この男。結構優しくて、思いやりもありそうなのに、こんな別れ方ってあり得ないと思うけど・・・。
絶対二股だわ、ふたまた!!(と、何故か怒る私・・・(^^;)
ところで、この小説、TVドラマ化されたそうですね。見てみたかった・・・。
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