「青空のむこう」 アレックス・シアラー 02.12.04
青空のむこうから、
一人の少年が降りてきた。
やり残したことがあるから・・・ (表紙折り返しより)
事故で死んでしまった少年の、その後の物語です。
死んだら、どうなるのか、どこへゆくのか。そして、残された家族への思いは・・・。
死んでしまった子供ハリーの目で書かれてあり、暑苦しくならないのがいいです。
ただでさえ、こんな子供が事故で突然亡くなる話なのだから、悲しいのです。
それ以上の涙は、いりません。
死ぬことは、ちっとも痛くないし、怖くない。ただ、友達や、家族と会えなくなってしまうのが寂しいのです。
規則破りの下界に降りて、自分が死んでしまっても世の中はちゃんと動いていることを知って、ちょっとショックを受けます。それは、悲しいことだけれど、それが、死んでしまうということなんです。でも、ちゃんと自分のことを忘れないでいてくれる人たちもたくさんいるのです。
映画館に行ってみるくだりは、ちょっと怖いものがありますねぇ。あまり空いている映画館は、行かない方がいいかなぁ(^^;。
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