「方向オンチの謎がわかる本」　　　　 人はなぜ地図を回すのか？ 村越真　　 　　　　 私自身がひどい方向オンチなので、この手の本は、見逃すわけにはいきません。 最近、私も、自分を見つめ直し、どうして、方向オンチなのかが、分かってきたところです。 一度通った道でも、一度でちゃんと覚えられないのは、曲がり角にある目印をちゃんと見ていないからで、その代わり、途中の本屋とかビデオ屋、ケーキ屋さんなどは、ちゃんと覚えているのです（私）。 又、道順も、右左で覚えるので、行った道を帰ってくる時には、その逆をたどらなければならないのに、それが出来ない・・・（私）。 方向オンチが比較的少ない男性は、方向を東西南北で覚えているので、だいたいどちらの方角に何があるかが分かっていて、全く逆の方向に延々と行ってしまうことがないのですね〜。 又、方向オンチの女性でも、ひとりで行かなければならなかった道は、たやすくたどることが出来るのです。それは、他人を頼ることなく、ちゃんと目印を見つけて歩いているからなのでした（私）。 このように、この本に書いてあることは、いちいちもっともで、心当たりのあることばかり。 その他には、大海原を自由に移動するカヌイスト（海洋民族）や、氷原で狩りをするイヌイット、深夜のタクシーの運転手など、方向に関する話が、たくさん出てきて、ためになります。 カーナビの話は、少々チンプンカンプンでしたが、この技術って、凄いことなんだということだけは分かりました(^^;。 また、もし、山で迷ったら、尾根を下るのではなく、登って行けば、必ず、主尾根にたどり着けるとのこと。これは、もしもの時に、役に立ちそうです（もし山登りすることがあったらね(^^;）。 結局、私を含め、日本の方向オンチさん達が、自分たちの失敗談で盛り上がることが出来るのも、住んでいる所が安全である証拠なんですね。もし、私が、イヌイット、もしくは、カヌイストだったら、状況が、激しく変わっていたことでしょう。(2003.11.25) 最近の方向オンチ報告：新しいレンタルビデオショップが出来て、１０円セールをしているので、是非ともそこに行きたい。でも、チラシに出ている地図では、ちょっと不安だったので、詳しい地図とにらめっこして、目印を確認。そして、出発！不安に思いながらも、自転車を漕ぐ事１５分。無事到着！やった！私だって、やれば出来るのよ！！(^^)。 でも、数日後、ビデオを返却に行く時、見事に迷ったのでした。道を１本間違えて、そこを延々と走っていたのです。道が違うことに早く気づけよ！自分！！(^^;。チャンチャン。