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「ボストン、沈黙の街」
ウィリアム・ランデイ
田舎町の若き警察署長ベンは、麻薬組織が牛耳るボストンの無法地帯に乗り込む。検事殺しの容疑がかかる極悪ギャングを追っているのだ。殺人捜査など未経験のベンは、隠居中の敏腕刑事の助力を得る。しかし、癒着、裏切り、沈黙の掟、数々の障害に捜査は迷走、証人も次々と殺されていく。だがやがて、ベンの抱えていたある秘密が事件の突破口になるのだったーー発表前から世界中のミステリ界を揺るがした必読の新世代小説。 (裏表紙より)
海外の小説を読むのは、私としては、珍しいのですが、新聞の書評で、北上次郎さんが「傑作」と書かれていたので、読んでみました。
私が、海外小説をあまり読まないのは、人名が覚えにくいし、地名の距離感がつかみにくいためで、この小説も、その点、少々苦労しました。・・・それほど登場人物は、多くはないのですが・・・(^^;。
600ページ余りの長編ですので、一気にというわけにはいきませんでしたが、それなりに、面白く読めました。
25歳の若き警察署長、殺人事件、麻薬捜査、子持ちの検事補とのロマンス・・・。
色々な枝葉を伸ばしながら、うまく話が進んでゆきます。
普通に読み進んでいくと、中盤に、驚くべき事実が!!(^^;。
なに?!そんなこと聞いてないよと、思わず、最初の方のページを繰ったりしました(^^)。
なるほどねぇ、面白いです。
これは、きっと映画化になるでしょうね。そんな話です。映像化した方が、もっと分かりやすくなるかもしれません。
ただ、映画になっても、原作を読んでいると、ラストの衝撃が、味わえないからちょっと残念だけど。
映画化の際は、主演の警察署長には、是非、レオナルド・ディカプリオで、お願いします!(^^)。でも、トビー・マグワイアでもいいかもね〜(^^)。
本の紹介に、「小説発表前から世界のミステリ界を揺るがした」とあるけど、これがデビュー作の彼に、そんなに期待する?・・・と、軽くつっこみを入れてみました(^^)。 (2004.04.23)