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「生首に聞いてみろ」
法月綸太郎
「このミステリーがすごい!」
2005年版第1位
「週刊文春ミステリーベスト10」第2位(帯より)
推理小説に、はまりまくった数年前にも、この有名な作家さんの本は、読んだことがありませんでした。
私は、どうも、シリーズ物が苦手なので、作者と同名の人物が謎を解く綸太郎シリーズが苦手なのです。
でも、今回の本は、上記の通り非常に評判がいいので、読んでみました。
題名が、ちょっとセンセーショナルですねぇ(^^)。
私は、出先にも本を持って行って読むので、ちょっと本を広げるのが、恥ずかしかったですーー(^^;。
でも、読んでみると、なるほど、謎が込み入っていて、読み応えがありました。
やっぱり、絡み合った謎を、ゆっくりと、解きほぐしていくのが、推理小説の醍醐味ですね。
シリーズ物を、私が嫌いなのは、事件が変わっても、主要な登場人物が変わらず、それでも、その都度、最初に書かれてある彼らの人物説明を読むのが煩わしいのと、彼らが、絶対に犯人でないと言うことが明確だからなのですが、この本は、綸太郎の詳しい説明が繰り返されていないらしいのがうれしかったです。その反面、彼の父親のことを知らなくて、ちょっとびっくりしましたが・・・(^^)。
そんなわけで、あまり抵抗感なく、面白く読み切りました。
でも、ちょっと、動機が弱いかな〜〜。
そんなにまでする、もしくは、されるのは、ちょっと有り得ないかなと思いました。(2005.07.18)