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「四つの嘘」
大石 静  







女であるがゆえの
狡さ、醜さ、脆さ、哀しさ、そして強さを
生々しく過激に描ききった。
傑作長編小説!(帯より)



全く性格の違う四人の女子校生。彼女たちがたどるそれぞれの人生を鮮やかに描いています。
女性の私には、共感できるところも、出来ないところもありましたが、そんな人生もアリかもねと思いました。
私は自分のことをこの中の誰にも似ていないし、当てはまらないと思っていますが、友達の顔を思い出して、彼女ならこうなったかも・・・?とか思うのは、ちょっと隠微な喜びでもありました。

女性ばかりでなく、男性だって、決して他の人にはなれないのだから、自分のありのままを受け入れて、そして、その中で一生懸命生きるしかないんですよね。
その中で、やっぱり嘘は必要なこともあり、それによって生きていかれるって事もあるのかもしれません。
人生を生き抜くって、やっぱり大変なんだわね〜〜。(2006.01.20)