「風味絶佳」
山田 詠美
題名通り「風味」ある短編6作品が収録されています。
とはいえ、私にとっては、「絶佳」とまでは行かず、少々印象の薄い短編集でした。
主人公たちに、あまり感情移入できなかったせいもあるかもしれません。
確かに味わいはあるので、もっと味わいながら読むべき本だったかなと、さっさと読んでしまったので、ちょっと後悔しました。
6作品の中では、近々映画となる表題作の「風味絶佳」がやはり印象的でしょうか。
といっても、私には、先日読んだ「ハルカ・エイティ」と、ちょっとダブってしまうんですよねーーー。
・「風味絶佳」9月に映画が公開されます。主演が柳楽優弥君なんだけど、想像出来ないなーーー(^^;。祖母役の夏木マリも、イメージ合わないーーー。
・「海の庭」離婚した母親と、その幼友達の初恋のやり直し・・・。
・「春眠」この話も良かったです。人の縁とは、不思議なものなのですよ。
(2006.04.24)
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