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「キタイ」
吉来 駿作  













第6回ホラーサスペンス大賞
大賞受賞作
「6年間選考委員をやってきて一番面白い作品に出逢った」
桐野夏生氏絶賛! (帯より)


面白かったです。これぞホラーという感じの本でした。さすがにホラーサスペンス大賞受賞作です。ですが、この賞、今回で終わりだとか。寂しいな〜〜。

面白くて、新幹線で移動中に一気読みしてしまったのですが、内容が、だいぶグロいので、人を選ぶ本ではあります。
貴志祐介氏の「天使の囀り」が、私の中では、グロ面白い本の1番なのですが、この本は、それに劣らない気持ち悪さでした(^^)。

キタイの存在そのものや、その理論?も、十分納得でき、最後まで満足出来る展開でした。
人間は記憶で出来ているという考えも目を見開かされる思いでした〜。なるほどね〜〜(^^)。

ただ、登場人物が多すぎて、名前が混同してしまい、煩わしい思いをしました。仲間を2〜3人は、減らしても良かったのではないかしら。 (2006.04.24)