猫好きだったエミリーは、幼い娘にせがまれて渋々犬を飼う羽目になった。わが家にやってきたのは、元野良犬のビーグル、サーシャ。愛らしく垂れた耳に、つややかな毛皮の、とてもかわいらしい犬だ。しかし、この外見にだまされてはいけない。サーシャは、おもらしばかりするし、隙あらば脱走してしまうし、しかも何でも食べてしまう(エミリーの下着までも!)というスーパー野良犬だったのだ。
かくしてエミリーとサーシャのバトルが勃発。家の中は汚くなるし、なんだかくさいし、エミリーも家族もうんざり。だが、毎日の散歩に引きずられて歩きまわり、無理やりベッドに侵入され、しつけ教室で一緒にしかられているうち、すっかりエミリーの生活はサーシャ中心に。今では他の野良犬まで預かる始末。わたしったらいつの間に?
アメリカの名物ライターが持ち前の行動力と観察眼で、おそろしい困ったちゃんである犬たちと、犬をめぐる人々(自分も含む)のおかしな日常を描きだした! 爆笑必至のエピソードからほろりとする話、なるほどと役に立つ犬情報まで満載の、犬を飼う人なら必読の楽しいエッセイ。
(内容紹介より)
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