「クリムゾン・ルーム」
高木敏光
全世界から5億アクセスを記録した、
史上空前の脱出ゲーム「クリムゾン・ルーム」。
その創作の背景には、
マルチメディア・クリエイター<高木敏光>という
男が存在した......。
(「出版社/著者からの内容紹介」より)
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一時期どっぷりとはまってしまった密室脱出ゲーム。
その原点であるゲーム「クリムゾン・ルーム」を開発し、ジャンルとして確立させた本人が、ゲームを作ったいきさつをミステリーとして描いた作家デビュー作です。
冒頭は、ゲームの出だしそのままで、登場するのも、高木さんその人です。
どこまでがリアルで、どこからがフィクションなのか。そんな楽しみもある小説でした。
しかし、ゲームの開発ストーリーにだけおんぶしている中途半端なミステリーではありません。謎めいた青年や、訳ありの女性など、登場人物も面白く、ストーリーも衝撃的で、面白かったです。
後半の、「クリムゾン・ルーム」をネット上にアップした直後、世界中から反響が押し寄せた所あたりは、きっとリアルな事実だったのでしょうね〜。実際、このゲームの衝撃度は、凄かったですから。
本を読んでいるうちに、思わず、ゲームをやり直したくなってしまい、本を閉じて、ネットで、遊んでしまいました(^^)。
ゲームに、はまった人はもちろん、このゲームをやったことのない人でも、面白く読めるミステリーだと思います。
(2008,08,25)
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