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「前世療法」
セバスチャン・フィツェック



ある日のこと、ベルリンの敏腕弁護士である45歳のシュテルンは、ガールフレンドの看護士カリーナから、工場の跡地に呼び出された。彼女と共に現れた10歳の少年ジーモンは、自分がその場所で15年前に人を殺したのだと話すのだった。一笑に付すシュテルン、しかし地下室からは、彼の証言どおりに白骨死体が発見される。その前世殺人の証言は、死に至る病に苦しむ孤独なジーモンのために、カリーナが善意で受けさせた前世療法以降始まっていたのだ。新たな前世殺人を語り始めるジーモン、そしてシュテルンの回りで次々と起こり始める奇怪な出来事、逃げられない渦に巻き込まれる彼らの運命やいかに・・・他では味わえない、恐怖と感動のサイコスリラー! (裏表紙より)



「治療島」のセバスチャン・フィツェックの三作目です。・・・あら、二作目の「ラジオ・キラー」を読んでないわ(^^;。

「治療島」では、途中から、どんな結末が待ち受けているのかがうすうす分かってしまって、やっぱりなぁという感じだったのですが、この三作目は、読んでいる間中、面白くて、ずっとワクワクドキドキしていました。
いったいどうゆうことなのか、ラストのラストまで楽しめます。
あまりにも面白くて、ベッドの中でずっと読んでいたかったのですが、このところの冷え込みには勝てず、手がかじかんでしまったので、途中で諦めて寝たのですが、それでも気になっていたらしく、夢の中にまで、この本が出てきました(^^)。

「治療島」もそうでしたが、この作品も、映画化されそうな気がします。
こちらの方が、アクションシーンや、ショッキングシーンが多くて、エンターテイメントな作品になりそう。
配役は、ダニエル・クレイグとマギー・ギレンホール、それともニコラス・ケイジとスカーレット・ヨハンソン??なんて、どうかしら〜(^^)。 (2009,01,15)