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「向日葵の咲かない夏」
道尾秀介


僕と妹・ミカが巻き込まれた、ひと夏の冒険。
分類不能、説明不可、ネタバレ厳禁!
超絶・不条理(でもロジカル)ミステリ。(帯より)



「背の眼」「カラスの親指」と、読んできた道尾秀介氏の3冊目の著作です。とはいえ、私は順番をばらばらに読んでいるので、これが、著者のデビュー2作目となる作品そうです。

まず、題名がいいですね〜。なんだかこのまま映画の題名にでもなりそうな感じ。
読んでみると、これがなかなか怖くて、陰惨な話で、夜、一人で読むのは、無理かなーーーと、ビビリながら読み始めました。
ところが、途中から思っていた方向とは、別の方向へと話が進んでゆきました。ありゃ、ファンタジーなの?!って感じです(^^)。
なるほど、帯に書かれてあった通り、”分類不能”ですね(^^)。

読んでいて、少々不快になるところもあり、何を信じていいのかも分からなくなったり、また、私の思いこみが思いっきりしっぺ返しされるところもありました。

どうなるんだろうと、ページをめくる手は早かったですが、読み終わって、あまり人には勧められないかなーー。って気もします。
ちょっと趣向の変わった本が好きな人には、いいかな。 (2009,08,23)