「汝の名」
明野照葉
明野照葉が書き下ろす、迫真の現代サスペンス
最後に勝つのは、ワタシ
男は使い捨て、引きこもりの妹さえ利用する
あらゆる手段で、人生の逆転を賭けて「勝ち組」を目指す、麻生陶子33歳
あなたは、これを「狂気」といえるだろうか
(帯より)
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明野さんの本を読むのは、初めてでしたが、読みやすい上、なんだかドキドキする本で、楽しませてもらいました。
これから、この方にも、凝ろうかしら・・・(^^)。
最初にちょっとしたトリックがありました。
読んでいるうちに、あぁ、そうだったのかと、分かってきます。
そんなことも含めて、彼女の気持ち、よく分かりました。
”演じている自分”とか、プライドとか、抑えがたい怒りとか・・・。
その後の展開は、驚くばかり。
彼女ばかりでなく、私まで、いったいどうするつもりなの??と、途方に暮れました。
ラストは、想像していた通りで、やっぱりねぇと言う気がしました。
でも、ちょっと手ぬるいかも(^^;。
女のいやな面が、たっぷりと味わえるので、かえって、小気味よかったです(^^)。
男性が読むと、女ってこんな事考えてるのか〜と、怖ろしくなる・・・かも(^^)。
(2009,10,15)
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