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「高慢と偏見」
上・下
ジェイン・オースティン
中野康司・訳
元気はつらつとした知性を持つエリザベス・ベネットは、大地主で美男子で頭脳抜群のダーシーと知り合うが、その高慢な態度に反感を抱き、やがて美貌の将校ウィッカムに惹かれ、ダーシーへの中傷を信じてしまう。ところが・・・。ベネット夫人やコリンズ牧師など永遠の喜劇的人物も登場して読者を大いに笑わせ、スリリングな展開で深い感動を呼ぶ英国恋愛小説の名作。オースティン文学の魅力を満喫できる明快な新訳でおくる。 (裏表紙より)
「分別と多感」
に続くジェイン・オースティンの名作です。
この作品は、映画を観ていたので、だいたいのストーリーは、把握できていたので、やきもきしつつも、おおらかな気持で読めました(^^)。
特に前半のダーシーの”イヤな男”っぷりは、見事です。
それに、エリザベスの家族たちのお下品さ・・・(^^;。
家族の態度で、赤面することは、現代でもありますが、
彼女の家族・・・ジェインを除いて・・・最悪ですね〜(^^)。
映画では、分別のある父親だったベネット氏でさえ、本では、ちょっと・・・(^^;。
まあそれぞれ、個性的・・・とは言えますが。
こんな家族の中にいて、ジェインや、エリザベスがまとも・・・というか、すばらしい女性に育ったのは、奇跡的です(^^)。
後半になると、幸せが見えてきて、読みながら、私もニコニコして、乙女度全快!!(^^)。
幸せいっぱいになれました。
ある意味、シンデレラストーリーのようなもので、こんな話、女の子は、大好きですよね〜〜。
200年も前に書かれた作品なのに、新訳ということもあって、とても読みやすく、親しめました。
映画
「プライドと偏見」
も、また見たくなっちゃったわ〜〜。
さて、次は、「マンスフィールド・パーク」。
楽しみ〜〜(^^)。 (2010,01,07)