「勝手にふるえてろ」
綿矢りさ
賞味期限切れの片思いと
好きでもない現実の彼氏。
どっちも欲しい、どっちも欲しくない。
恋愛、しないとだめですか?
(帯より)
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思い込みが世界を狭くする・・・の典型でしょうか、このヒロイン。
中学時代に気になってしまったイチを、ずっと自分の理想の男性だと思い込んでいた彼女。
相当しつこい?!(^^)。
それからずっと好きな男が出来ず、好きにもなってもらえずって、ちょっと寂しいかも。
そしてやっと告白してくれたのが二。
でも、理想と現実とは、比べようもなく、比べられる方がかわいそうなぐらい。
読んでいるうちに、著者とヒロインが、重なりました。
こんな感じの恋愛もちょっとはあったのかな〜なんてね。
そんな事全くなくて、想像だけのことかもしれないけど。
・・・そう思わすところが、この本の狙いかも?!(^^)。
さらさら読めるけど、あまり感じるところもなく、
確かに、文中にこのフレーズは出てきたけど、
このハードボイルド的な題名は、ナニ?とか思ったり。
ヒロインと、同年代の女の子だったら、結構共感できて面白いかも・・・。
そんな本でした。
(2011,07,29)
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