火花
又吉直樹
この物語は、人の心の中心を貫き通す
「文学界」を史上初の大増刷に導いた話題作。
芸人の先輩・後輩が運命のように出会ってから劇は始まった。笑いとは何か、人間が生きるとは何なのか。
(帯より)
やっと図書館の予約の順番が来ました(^▽^)。
お笑いコンビ、ピースの又吉直樹さんの芥川賞受賞作です。
お笑い芸人が純文学??・・・と思っていたら、あれよあれよという間になんと、芥川賞受賞してしまい、しかも、200万部以上も売れるメガヒット。
驚きました〜(^_^)。
しかし芥川賞受賞作・・・読んでも、あんまりピンとこない作品が多くて、私は、いつも敬遠してしまうのです。
ですが、こんなにも話題作なので、今回は、挑戦してみようと思ったら、待つこと1年弱・・・長かった〜(^_^;。
先輩芸人との関わりで、自分の芸や、生き方を見つめ直しながら成長する主人公・徳永は、どうしても、著者である又吉さんと重なりました。
人を笑わせたい!という情熱と苦悩は、その結果がすぐに出る厳しい世界だからこその、重さも感じられました。
そして、衝撃のラスト!
何で彼は血迷ってこんな事を・・・?!
先輩を懇々と諭す徳永のやりきれなさが胸に突き刺さります。
主人公が、お笑い芸人ということで、色々想像しながら読めたので、面白かったです。
(2016,02,01)
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