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月の満ち欠け
佐藤正午


欠けていた月が満ちるとき、
喪われた愛が蘇る。

新たな代表作の誕生は、
円熟の境に達した20年ぶりの書き下ろし。
さまよえる魂の物語は、戦慄と落涙、衝撃のラストへ。
あなたを/の 愛している人は、誰ですか? (帯より)



第157回直木賞受賞作です。
という情報しか入れずに読み始めましたが、すぐに、これは、慎重に読まないと置いてけぼりになる小説だと思い、じっくり丁寧に読みました。
でも、結局、何回か前に戻って読み返す羽目になりましたが(^_^;。
途中からは、年表を書きながら読んだ方がいいかも?!と思ったり。

とにかく、ややこしかったです。
でも、面白かった。

実際には、こんなことあり得ないと思いながらも、こんなことって、ひょっとしたらあるのかもと、思ってみたり。

子供や愛する人を亡くしたり、あるいは、思いを残しながら死んでゆく人にとっては、救いになる話かもしれません。

ミステリーとして、面白く、ラブストーリーとしては少々怖いお話でした。 (2018,01,04)