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九月の恋と出会うまで
松尾由美




「男はみんな奇跡を起こしたいと思っている。好きになった女の人のために」ーーある夜、北村志織は部屋の壁の穴から<一年後の今日>を生きている平野という男性に話しかけられた。平野は、同じマンションに住む顔見知りだった。翌日の新聞の見出しを次々と言い当てる平野に、志織は一つのお願いをされる。<未来の平野>には、ある目的があったーー時空を超えた奇跡のラブストーリー。 (裏表紙より)



来年、高橋一生と川口春奈で映画が公開されるそうです。
でもそのことは気にせず読んだので、俳優のイメージに邪魔されずに読むことが出来ました。

読み始めて、「あ、そっち系の話ね」と分かり、ちょっとめんどくさいかな〜と思ったりしました。

元々、「イルマーレ」とか、「サマータイムマシン・ブルース」とか、そういう系の話は好きなのですが、 読み(見)ながら、もしくは、読んだ(見た)後までも、タイムパラドックスについて考えてしまうので、 疲れてしまうこと。
そして、あまりにも、この系統の作品が多いので、わたし的にちょっと食傷気味なことは、否めません。

でも、結局、どういう結末になってゆくのかは、興味があり、あっという間に読み終えてしまいました。

メルヘンチックで、こそばゆかったけれど、平野さんが案外思いきったことをズバリと言ったりするところが、女性受けするところかも。

映画化作品としては、高橋一生が平野というのは、ちょっと年上過ぎる気がして、わたし的には坂口健太郎がいいかな〜と思いました(^▽^)。 (2018,04,18)