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ラプラスの魔女
東野圭吾


彼女は計算して奇跡を起こす。
東野圭吾が小説の常識をくつがえして挑んだ、空想科学ミステリ! (帯より)



映画化されたということで、久しぶりに、東野作品を読みました。

やっぱり彼の作品は、読みやすくて、しかも面白い。
もう、東野圭吾”様”と言わずして、なんと言いましょうという感じですね(^▽^)。

ストーリーは、謎に満ちていました。
温泉地での事故死。
不思議な現象。
ある映画監督の綴ったブログ・・・。

どこがどう繋がってくるのか、全く分からず、ワクワクしました。
そして、少しずつ驚くべき真実が分かりはじめて・・・。
終盤まで一気に読みました。

一点だけちょっと気になるところ(円華の手術)はありましたが、そこさえ気にしなければ、最後の最後まで面白かったです。

この作品は、東野さんにいわく、「これまでの私の小説をぶっ壊してみたかった」ということなのだそうです。いわゆる、現実にはあり得ない、”空想科学ミステリ”なのです。
とはいえ、私は、あんまり、帯に書いてあるような、”小説の常識を覆して挑んだ”ようには感じなかったのですが、東野さんには、東野さんのこだわりがあるのでしょう。

なにはともあれ、やっぱり、東野圭吾さんは、いいです!
ここ数年たまってしまった未読の作品も、一気に読んでしまおうかしら〜(^_^)。 (2018,05,05)