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人魚の眠る家
東野圭吾

答えてください。
娘を殺したのは
私でしょうか。
作家デビュー30周年記念作品
愛する人を持つ、すべての人へ。(帯より)



もうすぐ映画が公開されるので、まずは、原作を読もうと手に取りました。
昔は東野圭吾さんの作品は、発売されるとすぐ読んでいたのに・・・(T_T)。

脳死がテーマなので、考えさせられるところが多い作品でした。

人の死は、いつなのか。
医療が発達したことによって生じた難しい問題です。
殊に、その対象が、いたいけのない子供だったとしたら、親の苦悩は、計り知れません。

母親に共感するところが多かったですが、第三者の目で冷静に考えると、やはり、母親の行動は、異常の域だったかもしれません。
でも、そこまでやり尽くしたからこそ、後悔も未練もなく、先に進めるのかなと思いました。
こういう苦しい選択をするような事態にならないことを、心から祈ってしまいました。

映画も楽しみです(^_^)。 (2018,11,11)


映画「人魚の眠る家」感想