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ムゲンのi
知念実希人
 
若き女医は不思議な出会いに導かれ、人智を超える奇病と事件に挑む―。夢幻の世界とそこに秘められた謎とは!?予測不可能な超大作ミステリー。



”2年連続本屋大賞ノミネートの知念実希人最新作!”という見出しに抗えず、手に取りました。
知念さんの作品を読むのは、はじめてだったのと、綺麗な装丁にワクワクしながら読み始めました。

ただ、読み始めて、私の苦手なファンタジー作品だということが分かり、失敗したかなと思ったり(^_^;。
ファンタジーは、構築された世界観に身を委ねなければならないので、ちょっと苦手なのです。

キラキラしたファンタジー感に圧倒されながらも読み進むと、そこに現れるのは、謎に謎が重なるストーリーでした。
入れ子のようになった世界に、置いて行かれそうになりながらも、なんとか最後までついて行けました(^_^)。
それというのも、初期の段階で、ある違和感を読み取れて、大筋が見えていたからです。
だから、私の推理が当たっているか早く結末が知りたくて、一生懸命読みました(^_^)。
ま、いつものように結末は、思っていたのとちょっと違っていたんですけど(^_^)。

しかし、ファンタジー・・・このフワフワした世界(^_^;・・・やっぱり苦手です。
聞き慣れない言葉が色々も出てくるし、この世界のルール、悪く言うと”都合のいいルール”に、ちょっとイラついて、もっとファンタジー感が控えめならよかったのにと、わがままにも思ってしまうのでした。

でも、医師でもある著者・知念実希人さんには興味が出てきたので、他の作品も読もうかと思い、とりあえず、デビュー作「レゾンデートル」を予約しました(^_^)。 (2020,07,15)