汝、星のごとく
凪良 ゆう
この不自由な世界で
わたしたちが出会ったのは、
奇蹟のような運命だった。
2023年本屋大賞受賞
(帯より)
この本を読むと、人生ってままならないなと思います。
と同時に、捨てたもんじゃないとも思うのでした。
生きるということは、数限りない選択枝を選んでゆくということで、その一つが違っただけでも、今の自分とは全く違う人生を歩んでいるかもしれない、そう考えると今の自分の存在がとても不思議に思えてきます。
中盤までは、昭和の歌謡曲のような展開だなと思いつつ読みました。
色々な困難を乗り越えて結ばれたはずなのに、ふたりの距離が離れると心が離れていってしまうのは、どうしようもないことなのでしょうか。
その後の展開は、一人のキーマンの登場で思ってもみないような展開になりました。
人生って不思議。
ラストは、泣けました。久しぶりに本を読みながら泣きました。
やはり、凪良さんの作品は、素晴らしいです。
クリスティを読み切ったら、やっぱり彼女の作品を制覇しようかな。
(2024,02,19)
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