そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティ
その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。 だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が…… そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく! 強烈なサスペンスに彩られた最高傑作! 新訳決定版! (解説・赤川次郎/装幀・真鍋博)
(裏表紙より)
クリスティの作品の中でも、一二を争う名作で、人気作です。
当然私も過去に何回か読んだことがあるはずですが、感想を書いていなかったので、再読しました。
再読、そして、もう内容も結末も分かっているというのに、読む前も、読み始めてからも、読み終わっても、ワクワクゾクゾクと楽しかったです。
このように緻密に考えられた作品を読むことは、読者冥利に尽きるというものです。
登場人物が多く、またそれぞれの事情も違っているので、人物紹介を何度となく確認しましたが、〇〇医師とか、△△判事とか名前に職業も付随してある人もいるので、それほど煩わしくありませんでした。
とはいえ、肝となるマザーグースの詩は、何度も確認しましたが・・・。
この作品の海外ドラマを録画してあるので、それも続けて見ようと思っています。楽しみ!
ありがとう、アガサ・クリスティ!!
(2024,06,17)
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