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異物誤嚥
籠の鳥は食物が限られていますので、異物を誤嚥する機会は少ない。
しかし、九官鳥は、好奇心が旺盛で、またそ嚢が発達していないので異物は
筋胃まで到達する。
九官鳥の異物誤嚥
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九官鳥のバリウム造影X−線写真。
左は直後。 バリウムによって筋胃がよく造影されている。
右は60分後であるが、造影剤はすべて筋胃から小腸に移動し、先端は
総排泄孔に達している。
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病鳥のバリウム造影X−線写真。
左は直後。 正常に比べて造影が均一である。
右は60分後であるが、造影剤が筋胃に残っている。
(写真左)筋胃切開して異物を摘出。
(写真右)異物は全長50センチの手芸用の太紐であった。