[ホーム]

 小鳥の応急手当

  鳥は病気を隠すと言われています。
  これは本来小鳥は厳しい生存競争を闘ってきた生物で、病気を持って
  いると外敵に悟られると、群の中で一番最初に餌食になるからです。
  つまり、鳥は病気をしていることを、飼い主にも悟られまいとします。
  誰の目からも元気の無いとき、それは鳥にとって死の危険があるとき
  です。
  鳥がいつもの元気を失っているときは、速やかにお近くの小鳥の診療
  を行う動物病院に小鳥を連れていってください。
  何らかの理由で来院するのが遅れる場合、病院に行くまでの間、以下の
  ような手当をお薦めします。


 保温

  我々の体温は36度程度ですが、小鳥は正常体温が
  42−43度あります。
  40度を割り込んだ鳥の生存率は、かなり低い。
  応急手当としては、まず体温を下げないようにしましょう。
  鳥を升箱のような周りを囲った狭い環境に入れてください。
  次に60ワットくらいの電球を体から20−30センチ離し
  て照射してください。
  この場合、ご自身の手をかざして暖かさを試してください。
  鳥かごの場合も同様に、裸電球を近づけてください。


 糖分の投与

  小鳥が体調を壊した場合、すぐに絶食状態になります。
  このような場合、そのままにしていると、どんどん衰弱
  します。
  スポイドで砂糖水か蜂蜜を薄甘い程度に希釈した液を舐
  めさせてください。
  飲ませると言うよりは、嘴の隙間に一滴づつ垂らし、舐
  めさせてください。


[戻る]