現場の状況が不明なままの中、あちこちで救護ボランティア活動を立ち上げようとする動きが出てきています。
本当にありがたいことですが、今は行方不明者の捜索や瓦礫の下の被災者の救出が最優先です。なんらの準備や救護手段を持たないまま現地に赴いても、かえって足手まといとなりかねません。避難所への支援物資の送付すら、容易でないのが今の状態です。余震も津波の危険もまだ去ったわけではありません。
まず、自分自身を守ることが大切です。救護するつもりが、される側にまわるようなことがあってはなりません。
今は、専門家にまかせて、その後でこそ協力をお願いされることとなるでしょう。水、食料、毛布や衣類、暖をとることができるもの、排泄に関わるもの等が当面求められます。また、通信手段も途絶しておりますので、アマチュア無線の有資格者も必要となるかもしれません。医療従事者は、国や関連団体から派遣されますが、仮にそのような資格や知識がなくても被災者を力づけることはできると思います。
けれども、今は通信もままなりませんし、交通手段も途絶えております。いたずらに現地に赴いても、求められている災害の現場には容易には近づく事はかないません。決して今無理をしないようにしてください。

私達も被災地の方々、そこでともに暮らしていた動物達のことは気がかりですが、今はまだ連絡がとれません。これ以上の被災規模が大きくならない事を祈っている状態です。