意見交換掲示板過去発言No.0000-201401-134
Re2:猫の分離不安 |
投稿日 2014年6月14日(土)12時27分 投稿者 プロキオン
こちらお話も、「分離不安の薬」ということば・用語の内容が気にかかりました。 通常、動物病院で処方される薬においては、そこまでの強い効果は期待できないように思います。これは、服用が長期間にわたり副作用の出現を念頭においておかなくてはならないからです。私たちが処方する際にも、低薬用量からスタートしていくのが一般的であって、薬が全然効いてくれないというクレームから始まるわけなのです。 ですから、効果がありすぎるような話となりますと、逆に違和感を感じます。 また同時にその薬用量についても、犬と猫ではかなり差がありますし、学術誌においても著者によって適用量に相当のひらきがあります。 すなわち、通常選択される薬剤とは異なるもっと強い向精神薬が処方されているのか、通常の薬剤であっても薬用量を多く処方されていたりするのかもしれません。 これらは、獣医師の裁量において処方されていることですし、その責任の帰属は処方した獣医師にあります。 ですから、私は通販で薬を入手をというのであれば賛成できかねます。病院処方薬というのは、あくまでも診察が前提のうえでの処方でなくてはなりませんし、薬用量も患者の状態に応じてこそなのです。そこに獣医師の介在する意味があると考えています。
|
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |