獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-201401-163

大出血祭の元記事再投稿
投稿日 2014年6月29日(日)22時04分 投稿者 チーママ

商品名…大変失礼いたしました。 
時間系列が前後してしまいますが、6/29のプロキオンさんのお返事の素になる投稿を書き換えて、再掲載いたします(−−;;
年のせいか、どうも粗忽になって、文章を書くのもおっくになってきて、我ながらヤレヤレと思っています。
---------------------------
うさぎ話が長くなりましたので、タイトルを替えました。

>飼い主さんが望んでいることを言ってあげられるという才覚

ああ 本当にこれは難しい。同じ症例でも、飼い主さんによって言い方や内容を替えなくてはならず、かつ治療目的は果たさなくてはなりませんもの。
きっと私などには、どうしてこうなっているのかの予想、他に予想できる症例、何を目的としての薬か、またそれがどのように体に作用するのか、経過観察中に気を付けるべき症状などなど、さぞや面倒なことでしょう(爆) (もちろん自分でも調べて、先生の話を捕捉します。)

例えば…

実は昨日帰宅した時に、尿道の先にちょこっと血が付いているのに気が付きました。きれいな鮮血。ちょっとお腹の調子が悪くお尻が濡れ気味だったので、てっきりただれたのかと、良く拭いて塗り薬をちょいちょいと付けておきました。
夜更けてさて寝ようと部屋に行ったら、敷物に赤ワインをこぼしたようなシミが…
敷物を裏返したら、かなりの量の鮮血尿がしみていました。
「ヤレヤレ こりゃ膀胱炎かな?」と、常備薬を引っ掻き回して抗菌剤があったので、ひとまず飲ませておきました。(必ず1つ2つは余分にもらうようにしているのですが、これは娘の術後の?良く覚えてない:笑)
本日朝一番に病院へ。
その時思いついて、シミに水を垂らしてウリエースKCでチェックしたら、見事な潜血とタンパク反応。もう一つ、いただいたComburがあったので、そちらでも試したら、細菌反応鮮やかで(^^;; シミと試薬の写真を撮って、病院へ行きました。
病院ではレントゲンも撮っていただき、一応目につくような結石や腫瘍はないと確認。
尿もチェックして、見た目は異常ありませんが、まだ潜血反応があるのを確認。
どうやら見た目も鮮血尿は1度だけだったようで、どうしてそうなのかの説明もしていただき、今後血餅が剥がれ落ちて尿道に詰まることもある事、その時は透明な糸の様なものが出る事、詰まって痛みがある時はメタカムを投与する等々… 一通り予想できる経過を教えていただきました。
結局一応膀胱炎と判断して、止血剤と抗菌剤を1週間分処方していただき、2日に1度くらいは試験紙で見る事の指示をいただきました。
ちょうど1週間後が定期健診だったので、それまで投薬して経過観察。
(追記:先生のおっしゃるには、ここまでの血尿になるのは急になったのではなく、それなりに時間がかかっているはずだから、すぐにOKとはならないようなことをおっしゃっていました。)

せっかくレントゲンを撮ったので、あちこち先生と問題ないかチェックして、気道が細いことが判明。なんでかしら? 今のところ別段炎症を起こしている感じはないのですが、だから抱いたりするとすぐにヒーヒー言うのだと思います。加齢かな?
先生が気に留めるべきだというのは、気道が狭いとどうしても心肥大になりやすい事。今は問題ない大きさだと言う事で、今後普通にしても呼吸が荒くなる時は様子を見ずに診察してもらわなくては。
脊椎間の隙間は思ったより空いていて、問題なさそう。歯も下は思ったよりきれいに映っていて問題なし。上は方向が悪くてあまりよく確認できず。現在臼歯は加齢によりエナメル質がほとんどなくなり、伸びることもなくなって、場所によりかみ合わせても隙間が空いているので、ふやかし飯が常食。歯根のためにも、都合がいいでしょう。

と まぁ こんな風に、あれは?これは?と、先生と見ています。
なぜここまで?と思われるかもしれませんが、結局は興味があると言う事と、先生と認識を一にすることで、最後まで納得して飼育したいということに尽きます。
もちろん獣医師にもできることで気ない事、常に正解が出るとは限らないと言う事は了解済み。自身もベストの事は出来かねますが、自分のできる範囲で十分に飼育して、縁あった命を見送りたいと思うのです。
この8月で11歳。消化器官にちょっとガタがきておりますが、今やウサギも13歳が視野に入るペットになっておりますので、どこまで行けるか頑張ろうと思っていますよ。
しかし まさかの大出血祭をするとは、まったくの予想外でした(^^;;;

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。