意見交換掲示板過去発言No.0000-201401-204
Re:犬の肢勢について教えてください |
投稿日 2014年7月28日(月)11時32分 投稿者 プロキオン
レスがつかないようですね。 一般的な英語では、X脚がKnock-kneeで、O脚がBowlegですね。医学英和辞典で確認してみましたが、やはり、こちらの語彙が採用されていました。 カウホックというのは、犬関連の業界用語のようなもので、ショーや品評会の審査時には、こちらの用語をもって後望の評価をします。カウは牝牛のことなのでしょうが、ホックが踵のことを指して言っています。 すなわち、カウホックとは、「踵の関節が牛のように内側に曲がった肢勢」と言う事であって、審査時の原点対象となります。グレートデーン・ロットワイラー・ブルテリア等々で減点の対象とされているようです。 そして、ボウホックで評価ポイントから探してみると、こちらは見当たらなかったです。 ところで、肢勢で人間と犬とを比較してみますと、大きな違いがあります。 つまり、X脚のもととなる脚が内側にくっつくように曲がるのは、人間であれば膝頭であって、犬では踵です。Knock-kneeでは、場所も違いますし体の構造上ちょっとありえない現象になってしまいます。膝ということになりますと犬ではスタイフルと呼ぶようですが、これではどうにも辻褄があわないので、現況にあわせてカウホックと呼んでいるのではないかと考えています。 そして、O脚となりますと、人間であれば大腿と下腿とが作り出す弓状の湾曲です。犬であれば下腿と中足部がつくりだす湾曲です。膝と踵は中央に位置することになりますが、メインは湾曲です。 従いまして、一般的なボウレッグの方が広く通じる言葉だと思いますが、ボウホックでも犬に関わる人達の間では、そちらでも通じるのではないかと思います。
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