意見交換掲示板過去発言No.0000-201401-282
Re:雌猫の避妊(卵巣摘出)手術について |
投稿日 2014年11月30日(日)09時12分 投稿者 ムクムク
・新人の獣医師だった(何年もその病院にかかっていますが初めて見る若い先生でした) 私は今年還暦ですが、国家試験を通ってすぐは新人の獣医師でした。 だれでもが、新人の時代があるわけで、私もずいぶん頼りなく見えたと思います。 実際経験も浅く、頼りなかったです。 ・ゆるんだり、糸が長かった、切れたというのは医療ミスにはあたらないのか? 糸がゆるむというのは、ベテランでもあり得ます。 獣医師にとっても悩みで、縫合糸のメーカーの方と話し合ったことがあるのですが、糸は結ばれた瞬間からゆるみだすものですと逃げられてしまったことがあります。 また、吸収糸の場合、絹糸のような非吸収糸に比較してゆるみやすいと感じています。 ただ、絹糸のような非吸収糸はアレルギー反応が気になりますので、吸収糸を使いますが、吸収糸でもアレルギー反応はあり得るわけで、100%完璧というのは無いと感じています。 ・包帯の巻き方がおかしい(歩いてはすぐこけていたので) 私は雌猫の避妊手術の場合包帯などのカバーをしていません。 なお、包帯が適切に行われているかどうかは、実際に診ていないものには何か言いにくいですね。 避妊手術は獣医外科の中では一般的な手術で、特に困難なテクニックが必要とされていませんが、手術は手術であり、様々なトラブルが起こりえる可能性はあります。 可能性を減らす努力は大事ですが、トラブルが起こった際、私は大事なことは、その都度真摯に対応すると言うことが大事と考えています。 料金などは、当事者間で話し合っていただくしかないですね。
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