獣医師広報板ニュース

災害と動物掲示板過去発言No.0700-201104-237

Re:1か月以上もえさも水もろくに与えられていない動物達
投稿日 2011年4月24日(日)14時28分 投稿者 チッチ

状況を勘違いなさっているようです。

少女Aさんは、記事原文をちゃんと読まれましたか?
私は英語には自信がないので、翻訳文を公表するような真似は遠慮しますが、引用されるのであれば、当然、内容は理解していらっしゃるという前提の元、ひとつお願いです。
外国語の記事を紹介されるのであれば、こういう一般向けの掲示板では概略も添付して下さい。

こちらの掲示板で、早い段階で獣医さんが繰り返し警告を発してきました。
私の理解では、今回の記事はその延長線上にあります。
体内被曝の可能性がある動物たちを勝手に県外に持ち出さないよう、被爆動物は素人に管理できるものではないという警告は出されていて、しかし、無視する一部の人達がいました。

 日本が見放していた可哀想な動物たちに、アメリカが乗り出したというだけの話でないのは、私の弱い英語力でも、この記事から明らかなように思います。

 今、原発施設内で作業に当たっている方達は、閾値を超えた被爆覚悟で(安全基準値は引き上げられています。)作業しています。
 汚染水の除去に、フランス・アルバ社(でしたっけ?)に委託したと報道された時、ビジネスチャンスに群がる何とやら式の安っぽくほざくブログも散見されましたが、そうじゃない。
 絶対的に作業従事者数が不足しているんです!

 原発事故のコンテキストの中で考えたり、公開情報を読んでいかないと、意味そのものを取り違えることになりますよ。

 『The goal of the IFAW-led summit is to develop response procedures and protocols to monitor, evacuate, and treat animals contaminated by radiation. The subject matter experts will cover issues such as radiation exposure, animal physiology, animal behavior, animal rescue and evacuation techniques, animal decontamination, animal sheltering and husbandry, wildlife habitat and rehabilitation, and human responder safety. 』
が、趣旨を簡潔に表現しています。

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