災害と動物掲示板過去発言No.0700-201105-28
Re:仮設住宅 岩手県・宮城県は全市町村ペット可、福島県は流動的な段階 |
投稿日 2011年5月23日(月)12時08分 投稿者 プロキオン
寄付金目当てや売名行為が目的で無い以上は、救護の最終目的は、「飼い主さんと共に暮らす」ということにつきるはずです。 中越地震のときには、仮設住宅におけるペットの飼育にも理解が進んだという感があったのですが、どうも今回の震災では、その点が危惧されます。また、津波による被害によって市町村の自治体機能が損なわれてしまったり、移転してしまったりもしています。身近な視点からの臨機応変な対応がとりにくくなってしまっていることも考えておかなくてはならないようです。 とくに福島県においては、所有者不明の動物の保護収容の義務が動物愛護法において県に義務があるのにもかかわらず、はかばかしくありません。まあ、これは、もっと大きな問題や、県外に犬猫を連れ去ってしまった人達がもおりますので、県ばかりを責めるわけにもいきません。故郷の町村にいつ戻る事ができるのかわからないという事態ですので、猶の事、仮設住宅においてもペットと暮らすことができるようにしていただかないとなりません。 ただ、その前に一旦レスキュー施設に集めて、健康チェックをしたり、ある程度の躾けを施したりした方がよいのではないかと思っています。これは、何も福島だけのことではなく、岩手も宮城も同じ事が言えます。 仮設住宅における生活が落ち着いたり、コミュニティーが成立したりという時間も飼い主さんにとって必要ではないかと思います。そのような期間の間に動物達にも必要なことを済ませておくことが望ましいと思いますし、人手を考えれば、できるかぎり集約した方がよいように考えます。他人の噂も75日と言いますが、本当に飼い主さんが必要としている支援は、まだこれからのように思います。
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