災害と動物掲示板過去発言No.0700-202101-41
記憶されているべき日 |
投稿日 2015年6月4日(木)11時08分 投稿者 プロキオン
昨日6月3日は、雲仙普賢岳の火砕流から24年が経過しました。マスコミ人を入れて43名の死者が出ています。 昨今であれば、他人に迷惑をかけるなと言われてしまうのでしょうが、それでも現場の状況を伝えたいという気持ちで敢えて危険地帯に踏み込んだのでしょう。 危険を判断する能力に欠けていたのか? 一発当てようという意図があったのでしょうか?どのような意図があったにせよ、普賢岳で発生した事象が、当事者たちの想像をはるかに凌駕していました。 そこには尊い命も愚かな命も区別はありませんでした。 中東の危険地帯へ赴くジャーナリストがいて、その中には命を落とした人達もいます。それでも敢えて続く人達もいます。 そうしないと、そこで何が起きているのかを知る術がないからです。 「正義と正義がぶつかり合って、でも、そこで暮らしている人々がいる。そんな、人達の暮らしや命を奪う正義ってなんだろう。」シリアで命を落とされた山本美香さんの言葉を思い出します。 そして、今日は6月4日、天安門事件から26年が経過しました。おりしも、長江で観光船が転覆し400名を超える人達が船内に取り残されています。 中国政府は、この事故に対して報道規制を始めているようです。先年、中国版新幹線が脱線事故を起こした際にも報道規制が敷かれ、事故車両を一旦埋めてしまうということがありました。 そこで何が起きているのか、為されようとしているのかが分からないというのは、事故とは別の怖さを感じます。 26年前の天安門では学生達が、ラジオで必死にそこで今起きている事を伝えようとしていました。「私たちのことを忘れないでください。」海外メディアが捉えた最後の言葉でした。 おりしも、地震や火山活動が相次いでいますが、現場で何が起きているのか分からない、伝えられてこないは、何も海外に限った話ではないととくに感じるようになってきました。
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