毛球症というのは、結果であって原因ではないのですね。胃腸の動きが悪くなって、排泄されるべき毛がたまってしまうということなので、まずは胃腸を動かすためにも、たくさん飲んで食べて出していただきたいところです。
食欲がいまひとつな時は、何でも並べてみてください。野菜でも干し野菜などのおやつでも、バナナでも何でもかんでも。何しろ食べてくれることが先です。何が食欲の引き金になるかわかりませんので、普段は食べないものでも食べることがありますからね。
野菜は香り野菜（シソ、パセリ、セロリ、せり、にんじん、クレソン、バジル、ミント等々）など、気を引くこともあります。
そして定番の、腰暖めマッサージの術（＾＾；；
濡れタオルをレンジでチンして、ビニール袋に入れて腰の辺りを暖める。暖めながら、腰の辺りの背骨の両脇をゆっくり押すかマッサージ。ウサギさんの体が温かくなるまで、がんばって暖めてみてください。濡れタオルだとすぐさめてしまうので、ちょっと大変かも。
ホッカイロみたいなものでもいいですよ。知人はホカロンを軍手をはめた手のひらに入れて、それでナデナデ暖めていました。これだとマッサージと暖めが同時にできていいかもしれません。腰は胃腸のつぼですからね。
ウサギさんが気持ちよさそうにしているなら、暖めマッサージはウサギさん的にＯＫということで、朝晩にでもやってあげてください。

注射後のしこりは、ウサギさんの皮膚組織が敏感なためですから、食滞とは切り離して考えてよいですよ。桜の花も咲いてだんだん温かくなりますが、人間が暖かいと思っても、床に近いウサギさんが暖かいかどうかは?だと思って、気をつけてあげてくださいね。
どうやっても手術をするということは、ウサギさんの体に負担をかけていますので、冷えやすくなります。そこに炎症防止のための抗生物質で腸内細菌がダメージを受けると、どうしてもトラブルになりやすいものです。今しばらく、大事に大事に様子を見てあげてくださいね。