獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-202101-86

Re:不正咬合うさぎの食事
投稿日 2013年9月7日(土)21時14分 投稿者 チーママ

うーーーん 困りましたね。
牧草はね、食べてくれた方がありがたいけれど、食べなくても死なないというか・・・
(^^;;
我が家も牧草には、ご縁がないですからね。
二人ともまったく見向きもしません。
「なにこれ? おもちゃか?」って感じで、ほりほりするだけ。
ペレットと野菜だけで、過ごしています。

歯の処置をしても食べない。我が家でも何度かありました。
先生も頭をひねるばかり。
結局何が原因かわからないまま、仕方なくプリンペランとかガスモチンとかの投薬で、何とかしのぐ状態です。どちらを使うかは、ウサギの様子や糞をみて、飼い主が決めることもあります。もちろん、獣医さんには「どういう状態の時、どれくらい、何を使ったか」報告しますし、手ごたえによっては受診します。(定期健診は毎月です)
様子によっては、一時的にステロイドを使うこともありましす。
何しろどこが変なのか言ってくれませんから、あの手この手を試すしかない状態です。
最長で3週間ほど、そんな状態が続き、なんとなく回復していったという感じです。
いったい何が、ウサギさんの体の中で起こっているのか、本当に知りたいです。

表面から見えない歯肉炎とか歯骨炎というのも、気になりますが。
歯骨炎なら、あごのラインを触ると嫌がりそうなものですが・・・
(時々あごのラインをたどって、ガタガタになっていないか確認します。今のところ年なりですが、歯根の異常の確認のつもりです)

ウサギさんの食欲不振って、本当にわからない事がありますね。
どこも異常が見つからないのに、本人にとってはどこか具合が悪いので食べられない。
飼い主さんの苦労するところですね。

我が家では、特に去年の冬から春にかけての食欲不振が、体重も減っていくので気をもみました。
歯ではないし、触診的にも問題がなく、血液検査も問題なし。
先生もあの手この手を考えるのですが、さっぱり改善しない。
9歳でしたので、年のせいということも考えましたが、今思うと年+冷えではなかったかと。
10歳になったこの冬は、暖房に積極的に取り組む予定です。

となると、今の時期、クーラー使っていませんか?
夏ばてとか、クーラーの冷えというのもあるのかもしれません。
暑いのは厳禁なのでクーラーは必須(終日ついています)ですが、それと冷えとはまた別なのでしょう。
というのは、相変わらずあったかご飯を喜びます。
真夏なのだからぬるくていいだろうと思うのですが、やはり暖かめの方が食べます。
それだけ、体が温かいものを要求しているのだと思います。
ということで、腰の辺りを暖めて、マッサージ(なでてあげるだけでもOK)してみてはどうでしょう。
保冷剤をお湯の中に入れて温かくしたものが、お手軽です。
(決して煮ないでくださいね(^^;;)
また先生に相談して、食欲増進のお薬を出してもらうことも必要かと。


ちなみに、我が家の10歳息子の食事は、以下のようになっています。
去年春あたりから、歯の老化を考えて、このようになりました。
・ペレット+お湯+スポーツ飲料粉末ふりかけ
・強制給餌用飼料+お湯+プロポリス粉末ふりかけ
この2皿を朝晩の2回、欲しがるだけ与えています。
他にバナナとブルーベリーを数粒おやつ程度に、欲しがる時に与えています。
それでも、体重は増えません(−−)
野菜は、やはり減少傾向ですね。
どうもすりつぶすのが、おっくうな様子です。

スポーツ飲料のふりかけってどうなのよ!と思うのですが、「食べてくれるなら、もう何でもいいの」という結果です。
人により、内臓に負荷がかかるのでとんでもない!という話もありますが、これはもう自己責任です。 食べずに体重が減り続け、ぐったりしているより、ずっとましです。
食べない飲まないで腎臓に負担がかかって腎炎になることより、ふやかしで水分も同時に取れる方が良いとの判断です。
ちなみに、適時尿チェックはしていて、潜血、タンパクは異常なしです。
もちろん、獣医さんも了解済みです。

プロポリスは気休めで使っている感じですが、甘いので振りかけた方が喜んで食べます。
(ただし、プロポリス軟膏の殺菌消炎皮膚回復の効果はかなりのものですので、胃腸にも良いかと思っています)
ひところはサプリメント的なものも与えましたが、今は状態が落ち着いているので、お休み。 もともとは半信半疑の方だったのですが、あまりに食べない増えないので、何でも試してみようと・・・ 与えた方が、なんとなく状態が良かった気がしますが。
「その程度の感じでいいですよ。目に見えて効果があるものは、それだけ副作用も大きいということですから」と言う獣医さんのお話で、感触が良いものは何でもやってみる方向です。

体を温めてみること、投薬してみること、何だったらふやかしペレットを試してみること等、加齢もありますから、何でも試してみてはいかがでしょう。
8歳を過ぎますと、今までとは違った様子が出てくるように感じます。
飼い主さんの観察が、一番の頼りです。
ウサギさんが少しでも元気に暮らせるように、あの手この手と試してみてくださいね。

☆他の皆さんも、何か思い当たったり、こうしたら良くなったというお話がありましたら、どうかコメントよろしくお願いいたしますm(_ _)m

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。