獣医師広報板ニュース

魚類(水棲動物)掲示板過去発言No.1800-201604-3

Re2:ギンブナとキンブナ
投稿日 2012年1月5日(木)19時00分 投稿者 ちんぐし

sutemaruさん、チーママさん、ありがとうございます。
いつも大変勉強させていただいています。(^^)

うちのギンブナ君たちですが。。。
エラや腸を調べるのは私には(生きている間は)できないし
動いてしまうので、背びれを数えるのも私には無理かも。(;。;)

しかも、なんといっても、
「沖縄在来種」と言われても、それは戦後(復帰後)調査した時点で
沖縄に居た・・・というだけなのです。
(戦前の資料がないので、100%とはいえないと学芸員の方も
おっしゃってました。)

だから、戦前・戦後(調査前)にどなたか、キンブナを
沖縄のダムに放流してしまったとしたら・・・
キンブナでもおかしくはありません。
体色などは環境により変化したかもしれませんしね。

しかも、沖縄の美点のひとつ「テーゲー(いいかげん)」のおかげで
似たようなものをすべて同じ名前で呼ぶクセがあり
EX。かたつむりもカワニナも海の巻き貝もすべて「チンナン」

おそらく、ギンブナもキンブナも鯉も銀色系の淡水魚は
学者でもないかぎり、みんな「ターユー(フナ)」と
呼んでいたのだと推測します。
そうなると、また種類の分別はよりムツカシイでしょうね。

なので、この子たちの種類を明かすのは難しそうですね。

卵を産まない・小金の卵が孵化した・・・事実が
Aがオスであることの証拠でしょうから、Aはギンブナではないでしょうね。
Bは姿形からも、ギンブナだろうと思います。

はっきり「違う種類」とわかっただけでも、ホッとしました。

Aは大きな小金のナイちゃん(母魚)が大好きなのですが、
Bのギンブナ(?)ちゃんとも仲良く暮らせます。

今度、Bのギンブナちゃんと一緒に暮らさせてみます。
卵産んで孵化したら、何かわかるかも。。。????

そうなったら、また、ご報告申し上げますね。(^。^)


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