動物の愛護掲示板過去発言No.6000-202111-226
Re:『いのちをいただく』ということ 『いのちをいただく』ということ |
投稿日 2015年6月23日(火)21時13分 投稿者 ムクムク
先程「いのちをいただくということ」をシェアさせていただきました。 我々人類が命をいただき始めた時はいつかと考えてみました。 人が誕生したのはアフリカと言われています。 森から草原に降りた我々の先祖は、あるときは食料にありつき、またあるときは他の肉食獣の餌になっていたようです。 では、他の動物のいのちをいただきだしたのは、人類になってからと言えば、その前の猿の時代どころかほ乳類の誕生以前、実は地球上に生命が誕生したその瞬間から生物は生きるために他の生命を食べていました。 食べることは生きること、躊躇すれば自分の遺伝子(子孫)は残せません。 つまり、「いのちをいただくということ」は、生命誕生の瞬間から始まっていたと言うことです。 先日、坂の上の雲のテレビ版で、新妻が生きたドジョウをさばけなくて、先輩女性に殺してもらっていました。 当時(明治時代)は、一般家庭で普通に「いのちをいただくということ」が行われていたわけです。 現在では、パックされた肉がスーパーに並んでいる。 それが生きていた牛やニワトリ、豚だったというイメージが湧かない。 まるで、工場生産物のようです。 それで、私たちの糧になった動物に感謝しろというのは、難しいです。 生き物だったというイメージが希薄ですから。 そこは教育だと思います。 「いのちをいただくということ」を子どもだけで無く、大人もしっかり学び、感謝をもって生命をいただかなくてはならないと思います。 また、血となり肉となる畜産物を食卓に届けてくれている畜産農家にも感謝する心で接するべきでしょう。 彼ら無くして、おいしいお肉が食べられないのですから。 私はいのちをいただかないという人もいるでしょう。 それは、その人のお考えだと思います。 特に上品でも下品でも無い、それぞれの好みです。 よく、ハリウッドスターにベジタリアンが多いとか言う人がいますが、ハリウッドスターが人間として偉いわけでも上品でもありません。 我々と同じ人間です。 インドにはベジタリアンが多いとか聞いていますが、それは宗教上の慣習です。 他の宗教の人がまねをしなければならないことはないと考えています。 私は、肉や魚が好きなので、医者からドクターストップでもかからない限り食べ続けます。 もちろん、「いのちをいただくということ」については、感謝を忘れることはありませんが。
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