猫大好きですが…
猫が自由に出歩いていた昔と違い、「猫が嫌いな権利の主張」というものが目立つ気がします。昔はもっと生き物に対して寛容であった気がするのですけれどね。それは犬にもいえることなのですが。
一方で、猫愛護が行き過ぎて、人間同士のトラブルになる方もいらっしゃいますね。
嫌いという権利と、好きという権利の主張のぶつかり合いですから、人間同士の争いのほうが活動の邪魔になりそうです（−−）

で、地域猫の一番の問題は「敷地内に糞尿をする」ということなのだと思います。
確かにガーデニングをしているものとして困るのは、猫の糞尿は単に庭を荒らされるだけでなく、植物が枯れてしまいます。近年は趣味として癒しとして、ガーデニングを楽しむ方も多くなっているので、猫は目の敵になってしまいますね。
地域猫活動で一番苦労するのが、トイレの躾かと思います。
スプレー行動、繁殖期のうるさい鳴き声、猫同士の喧嘩と言うのは避妊去勢することで軽減できますが、トイレばかりはどうにもなりません。
また避妊去勢の手術費用はどうにかなるかもしれませんが、生き物である以上病気をします。その時のお世話や費用はどうするのか？ということもあります。
また地域猫活動をしていると知れ渡ると、わざわざ捨てに来る人もないとは言えず、結局いたちごっこになってしまいそうな気がします。
地域の方々の理解と、活動を続ける組織と運営費がしっかりしていないと、なかなかうまく続かない気がいたします。
でも　本当は、捨て猫やノラさんの繁殖が不可避な以上、どこでもある程度の地域猫活動があってほしいとは思うのですが…　難しいですね。
何より、猫の室内飼育は犬よりストレスなくできるという事を周知していただき、出入り自由のネコさんが減ることが一番だと思っています。