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意見交換掲示板過去発言No.0000-199804-24

re:膿が溜まって骨までやられるという、うさぎとブタがかかる病気
投稿日 1998年4月7日(火)17時44分 城戸 雅雄

昔、屠畜場に勤めていましたが、豚というのは、あちこちに膿瘍ができていました。ただ、骨が溶けていたり、やられていたようなことはありませんでした。
もうかなりの間、豚に接触していませんので、豚で骨が溶けるというとAR(伝染性萎縮性鼻炎)という病名しか記憶にありません。これは、鼻粘膜およびその周辺の副鼻洞もおかされ、顔面の骨とくに甲介骨の萎縮をおこし、顔面の奇形をみる病気です。その原因菌のひとつにパスツレラ菌があります。
ウサギの場合は、化膿した場合、その原因菌にパスツレラ菌が多いようです。私の経験では、頭部以外で発生した膿瘍は、骨がやられたことはありませんでした。頭部では、頬骨や下顎骨などが溶けたというか増生したような状態になり、ウサギの診察経験がない先生が診た場合、骨腫瘍か骨肉腫と診断してしまうような状態になっていたものがありました。
「膿が溜まって骨までやられるという病気で、うさぎとブタがかかる病気」というのは、パスツレラ感染症ではないでしょうか?
頭部の膿瘍が、抗生物質にも反応せず、だんだん膿がひどくなり、大きくなるようでしたら、じわじわ弱っていって、死亡すると思います。

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