獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199809-60

「膝蓋骨脱臼」を質問なさった、中村さんへ
投稿日 1998年9月13日(日)04時18分 びっけ

先生方、中村さん、こんにちわ。

私はポメラニアンを飼っていますが、4ヶ月前に「膝蓋骨脱臼」の
手術をしました。
獣医さんに連れて行き、初めてその病名を言われた時は、中村
さんと同じく驚き、病名を覚えるのにも必死でした。
それであちこち本やHPを調べ、こちらのHPに行き着き、早速
質問したところ、すぐに返事を下さいました。
本当に、その節はありがとうございました。
うちのポッポの症例が、中村さんのマルチーズに当てはまるかは
分かりませんが、一応参考になればと思い、書かせて頂きます。

ポッポは去年の 5月生まれで、今 現在1歳4ヶ月です。
生後7 8ヶ月の頃から、散歩している時に、たまに右の後ろ脚を
引くので「あれ?」と思ったりしましたが、普段は、元気に駆け
回っていたのでそのままにしていました。
そして今年の4月に、やっぱりびっこを引いていると思い、獣医
さんに連れて行き、この病名を言われました。
先生の話だと、ポッポの場合は症状が悪い方で、手術が必要だ
と言われましたが、手術しなくても治る犬もいれば、両脚を手術
しなければならない犬もいるそうです。
ポッポの場合は片脚だけでした。

その時の注意として、
1)固いコンクリートや、滑りやすいフローリングの上などを歩か
せない。(→うちはフローリングだったので、絨毯を敷いた。)
2)ソファーなど、段差のある所から飛び乗ったり、飛び降りたり
してはいけない。(→ソファーを移動し、段差がある所には行け
ないように隔離。)
3)散歩はなるべくゆっくりと、土の上など脚に負担が掛からない
場所でする。 等々

ポッポは 5月半ばに手術をし、11日間の入院をして無事に退院
しました。
その後が、飼い主もポッポも大変辛いのですが、手術した脚の骨
の組織が完全に付くまで<絶対安静>と言われ、狭いゲージ
の中から約1ヶ月間 出られませんでした。
けれど、お互いに我慢をした甲斐があって、術後は良好で 7月
からは徐々に、散歩にも行くことが出来るようになりました。
今では、脚を引いていたのが嘘のように元気です。

中村さんもまだ生後 6ヶ月のマルチーズということで、とても心配
なさっていらっしゃる事と思います。
けれど、ちゃんとしたお医者様で詳しく説明してもらい、言われた
注意を守れば、さほど難しい病気、手術ではないようですので、
安心なさって下さい。
私も初めはとても不安でしたが、小型犬には多い病気で、術後は
良好の犬が多いと聞き、またここでの親切なアドバイスを受けて
心強く思いました。

★ 1日も早く 治ることをお祈りしています★








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