意見交換掲示板過去発言No.0000-199811-9
さくらさんへ・・・Re.ペット達の異変。 |
投稿日 1998年11月2日(月)12時38分 イブ
野性のプレーリードックの門歯はどうなのかわかりませんが、ペットとして飼育されているプレーリーは何かに引っかかったり、墜落したりということで歯が折れたり抜けたりする事が多いようです。何もなくて突然ぐらぐらして抜けるということはないです。ベットの上から落ちて顎を打った事を、簡単な事と思うかどうかですが、身長の3倍もあるようなところから落っこちて顎を打った事を考えれば、折れたりするのも当然かと思います。プレーリーは、ハムスターなどよりも大きく、柔軟性がなくて、動きもいまいち鈍いようなところがあります。そういうことで、猫のようにうまく着地したりハムスターのように衝撃を少なくしたりする事ができず、もろに顎を打ってしまう事が多いのかもしれません。また、プレーリーの歯は確かに硬く強いですが、逆に、衝撃をもろに受けた場合折れ易いということもあると思います。もう一つ考えなくてはならないのが、栄養学的な影響です。もし、ペットの方が野性のより明らかに歯が折れやすいとすれば、カルシウム・リン・ビタミンなどの過不足も考えなくてはなりません。対策としては、総合栄養食となるペレットを中心に、野菜・果物・木の実・動物性タンパク質をバランスよく与え、時々日光浴をさせることです。チョコレートや、スナック菓子、パン類などは絶対やめてください。 ジャンガリアンの龍ちゃんですが、2才は長生きしている方だと思います。歳をとれば、それだけ体力も抵抗力も落ちてきて病気になり易くなります。また、環境の変化にも適応力がなくなり、ストレスを受け易くなります。できるだけ清潔で今までと変わらない環境を作ってあげましょう。プレーリーと対面させたり、プレーリーに触った手でそのままハムスターを触ったりするのも控えた方がいいと思います。室温や換気などにも気を配ってあげてください。また、呼吸がおかしそうだったり、下痢をしたりする時は、一刻も早く病院で診てもらってください。 |
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