動物用フードについては、プロキオン先生がうまく要旨をまとめておられるので
改めて言う事はないのですが 動物の食性について
飼い主のみなさんにぜひ知っておいていただきたいことがあります。

それは 動物の野生（本能）をもってしても適切な食物を選べるとは限らない
ということです。
育ちによっては体に害をもたらすものを好むようになる場合もありますし、
致命的なものを口にする場合も多いのです。
人間の子供と同じ様なもので 簡単に味付けや匂いにだまされるのです。
栄養学的に劣ると思われるものの方を非常に好む姿を見ていると
一体何を使ってあれほど動物を惹きつけるのか知りたくなるというのは本当です。

動物が大好きだから という理由で餌を選ぶのは賢明とは言えません。
最適な餌は、健康状態（主にトイレで）から各自が判断するしかありません。
体質も違えば 好みだってそれぞれちがうのですから。

私も子供の頃は 動物は賢いから食べ物がわかると言われそう思っていましたが
実はそうではないのです。そうとは限らないのです。
そのうえ、人間がその科学力を使ったら
動物にとっては、それはもう未知の領域なのです。

これだけのフードが氾濫している現在 玉石混合なのは事実です。
どうか、動物の本能もメーカーの売り文句も過信せず
食餌を選んでください。
ペットの健康は飼い主にかかっています （長い目で見れば寿命も）。