獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199907-88

鳥飼いのひとりごと
投稿日 1999年7月9日(金)11時37分 くらら

狂犬病、それは医者ですら見たことがない幻の病気(日本では)。
日本は、狂犬病の発病が極めて少ない、珍しい国です。
これは、日本が島国であったことや、日本人のきまじめさ、
獣医師先生達の、努力にあるのだと思います。
狂犬病が発病しないのは、当然予防注射が徹底されているのであって、
自然消滅したわけではありません。
病気の進行を抑えるため、私たちが薬を飲むように、
狂犬病の発生を防ぐため、予防注射が必要だと思います。
 甘く見ていた結核が静かに増えようとしている今、
狂犬病も同じ道を歩んで欲しくありません。

 わが家には、鳥が一羽おります。色々飼育書を読みました。
いろいろな意見がそこにはありました。
 私たちが病気になったとき、どういう基準で病院を選択するのでしょうか。
設備がととのったピカピカの病院がいいのでしょうか、
どこかの付属病院がいいのでしょうか、それとも、町内のお医者さんがいいのでしょうか。
 設備が整っていても、それを使うのは人です。
昔、医者は人術と言われていたそうです。
 動物の病院もたくさんあると思います、設備の整った病院でも、その設備を
使いこなす人がいなければなんにもなりません。
 私は、人の場合と同じように検査をする前に、することはたくさんある
と思っています。
 飼い主の不安を取り去り、きちんとした治療内容の説明があって、
大切な物をいたわるように、やさしく診て下さる先生を、
設備がないからということで、遠ざけようとは思いません。
 心暖かい獣医師先生達、よろしくお願いいたします。
 



 

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