獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200005-203

マルチレス
投稿日 2000年5月16日(火)11時22分 プロキオン

5月15日の ななみさんへ
猫のお尻が赤い、さてどの程度赤いのでしょうか? 病的な
赤さなのかそうでないのか、書き込みでは分かりませんよ。
本人を目にしないと答えようがありませんが・・・。

atsuさんへ
本当に皮膚が黄変して黄疸が疑われる状態なら、早急に病院
へ行くべきです。黄疸を伴う疾病は複数ありますが、どれも
重大な疾病です。

****さんへ
**さんの書き込みもちょっと判断しかねます。判断の基準
になるようなポイントが書き込まれていません。
なんでもないのかもしれないし、病気なのかもしれないし。
とりあえずは、本人を病院へ連れていって相談してみて下さ
い。

妙子さんへ
犬の混合ワクチンでレプトスピラが、他のワクチン成分の妨
害をするということはないはずです。考えられるとすれば、
ジステンパーやパルボのウイルスについてです。
ただし、これらウイルスも混合ワクチンとして接種すること
を想定して製造されていますので、心配されているようなこ
とはないですよ。
レプトスピラについては不活化ワクチンですので、免疫抗体
価をあげるためにアジュバントが添加されています。このア
ジュバントに過敏な反応を示す犬がまれに存在しますので、
恐らくこちらの話といっしょになってしまったのでは?

地域別にレプトスピラワクチンが必要か否かという問題は比
較的話題に上りやすいのですが、92〜96年にかけて全国
の6地域でワクチン未接種の犬の血清を調査したところ、な
んと北海道でも25%の陽性率が出たそうです。

私なんかは北海道にはレプトスピラはないと教わっていまし
たが、犬が流通にのって広範囲に移動する現状では非汚染地
域とは言えないようです。レプトスピラに無縁という考えか
らあまりワクチンが利用されていなかったため、短期間に蔓
延したのかもしれませんね。逆に、東京では過去の病気にな
っているのではないでしょうか。

なおみさんへ
ウサギが元気なく体温が低い、さらに歯をがりがりさせてい
るとのこと。
歯をがりがりさせているといのが、歯牙疾患なのか痛みに対
してなのかストレスなのかは現状では分かりません。体温が
低いというのが気がかりです。実際に測定するととも病院へ
行かれることをお勧めします。

ロッキーさんへ
15歳の老犬のフィラリアですか、これは困りましたね。病
院も複数行かれたようですが、治療効果が見られないのは心
臓だけでなく、他の臓器にも異常があるためではないでしょ
うか?
咳そのものを止めるのは決して難しいことではないと思いま
すが、多臓器にわたる機能障害をすべて改善するというには
15歳という年齢はハードルになると思います。
若い頃からの予防をされてこなかったことが悔やまれます。

まるねこさんへ
猫の声があまり出ていないようですね。こういう状態は結構
見聞きしますよ。
お薬を出す場合もあるし、そのまま様子をみる場合もあるし
猫の情況に応じてです。1つの疾病・1つの症状に対してで
もいろいろなレベルがあります。患者の情況に応じて処置や
治療方針に違いが出てくるのは当たり前のことですので、患
者本人を目にしてみないとお答えしにくいですね。

パロット3号さんへ
ハムスターに2〜3日で煮干し4匹は多すぎるでしょう。ハ
ムスターは少ない水分で効率よく水を利用できるように腎臓
における水分再吸収能力が高くなっています。これに塩分の
多いものを与え続けると、腎機能がおかしくなってきますよ。
小動物用のもので塩分が少ないことになっていると言われる
かもしれませんが、これはそのまま信じてはいけません。
ハムスターのような小さい動物に安心できる程塩分を抜くの
には無理があるし、保存が利きません。
鈴虫やコウロギにも煮干しではなく、川魚の干物を与えると
いうような話は聞いたことはありませんか?

##こちらの掲示板では誌上診断はしない旨、開設者のムク
ムク先生がレスの最後の方でいつも書かれていますが、どう
も目にされている方が少ないようです。
相談自体はかまわないと私は考えますが、変だなおかしいな
と感じるところがあるのなら、まずお近くの病院へ行って下
さい。レスが付くまでの時間がもったいないし、取り返しの
つかない事態だってありえますよ。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。