６月１８日の　るかさんへ

書き込まれている相談内容は「下痢」なんですよね。
書き込み内容では「胃腸のウッ滞」も想定しておられるようで
すが、症状が正反対なのではないでしょうか？　それとも、「
腸重積」まで想定されているということなのでしょうか？

読んでいて感じたのは非常に混乱しているなということですね。

血液検査値は記載されていますが、年齢・雌雄・経過等はあり
ませんし、漢方（実際にはこれらは生薬にすぎませんが）やタ
ウリンも記載されていますが、これらは何を目的として投薬し
たいのでしょうか？

下痢といっても、止めない方が望ましい下痢もあれば、体力を
消耗させないためだけに止める場合もあります。状況に応じた
判断が求められますし、漢方薬なら随証療法です、「証」の判
断を誤れば、死に繋がることもあります。
また、タウリンはお薬ではなく、アミノ酸です。肉食獣では不
足しがちかもしれませんが、草食獣であるウサギで不足すると
いうことは通常は考えにくいのではないでしょうか？　恐らく
システインと反応して胆汁生成に関わるところから、肝臓の庇
護効果を期待しているのかもしれませんが、その反面新陳代謝
の促進も謀られますので、効果が「正」と出るか「負」となる
のか心してかからねばなりませんよ。

私に理解できたのは、何か原因のありそうな下痢というだけで
す。こういうときに必要なのは、現状の把握です。その間の治
療は対象療法あるいは支持療法になります。
本来患者について１番情報を持っているはずの飼い主さんが気
ばかりあせってしまって混乱しているようですから、まず、る
かさんが落ちついて下さい。そうしないと、主治医の先生も飼
い主さん対応に時間をとられてしまい、本来の患者であるウサ
ギにまわせる時間が少なくなってしまいますよ。

落ちついて、もう一度最初から原因を捜してみましょう！