意見交換掲示板過去発言No.0000-200007-104
プレの歯 |
投稿日 2000年7月9日(日)02時48分 はたの
獣医師ではありませんが、拙宅のプレも歯を悪くしてその時にかなり調べましたのでご参考まで。 知り得る範囲ですと、「前歯」が「抜けた」のであればかなり深刻です。その歯がなくなることはまだしも、向かい合う歯が伸びつづけてしまって、餌が食べられなくなります。伸びつづける歯を抜くか、根元を殺して伸びなくしてやればなんとかなるような気がしたのですが、上の前歯であれば鼻から目のあたり、下の歯であればあごの骨を貫くようにしてあごの関節あたりまでの深い根を持っていますので、それらにダメージなく歯だけいじるのは困難とのこと。 結局、拙宅では、伸びすぎたら削り、水でふやかしたウサギ用のフードを与えるなどしましたが、1年ほどで死亡しました。栄養の片寄り、感染症、頻繁な全身麻酔等良くない事ばかり重なりますから。最後は痩せ、食欲も落ち、うとうとしてばかりになって・・・でした。 もしも前歯が「折れた」だけなのなら、折れた歯が伸びるまで、向かい合う歯の伸びすぎをしばしば削って(全身麻酔で)時間稼ぎをすれば、という可能性もあろうかと思います。 また、抜けた場合の治療法も私が経験した2年前より進歩していないとも限りません。専門家を探されてはいかがでしょうか。 なお、プレイリードッグは野生下ではイネ科やキク科などの草が主食です。青草、乾草、(日本の酸性土壌を考慮して)カルシウムの添加、少量のウサギ用のフード、低カロリーの野菜、春から夏にかけて少量の動物性食品(昆虫、ウズラの足など。野生でも虫や小鳥の雛は食べるでしょうし、国内の動物園で、弱ったハトが飼育場に落ちたらよってたかって食べた、という例もあります)、などが適切な餌でしょう。歯の状態に限らず、ヒマワリの種はあまりに高カロリーですし、餌として適切とは思えません。治療に耐えられる健康な体作りのためにもご一考されることをお勧めします。 |
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