獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200101-108

レス2題
投稿日 2001年1月13日(土)14時07分 プロキオン

1月11日の カオリさんへ
生まれつきの眼球異常に基づくものなら、少し難しいかもしれませんが、いわゆ
る「新生児眼炎」による癒着なら、それほどの専門性は必要としないと思いま
すよ。
私が研修を受けた先の病院では研修医が対応していました。いきなり、眼科剪
刀をいれるのは勇気がいりいますが、点眼棒を使用して分離を進めていくと切
開する部位は見えてくるものです。
都内では眼科に強い先生は、そこそこはいるはずですよ。


1月11日の よっちゃんへ
白血球の中にリンパ球があり、リンパ球の中にT−cellやB−cellが
あり、T−cellの中にもそれこそいろいろな種類があります。キラーTも
その1つにすぎません。
HIVとFIVの違いは、その中のCD4とCD8の動態に違いがあるようで
す。猫が人間のエイズの疾患モデルとされながらも、完全な実験動物となりえ
ないのも そこに由来があります。
研究対象にはなるが、同一視はできないということです。

私達臨床獣医師は、研究家ではありませんので、決定的な治療法を独自に発見
するということはありえません。ひとつひとつの事柄を検証していくだけです
したがって、書き込みにあった予防法についてもコメントする立場にありませ
ん。どちらからお聞きおよびなったかはわかりませんが、いわゆる民間療法の
1つという理解に止めておかれた方が良いのではないでしょうか?


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