意見交換掲示板過去発言No.0000-200104-177
reガチョウ |
投稿日 2001年4月18日(水)14時02分 はたの
獣医師ではありませんがご参考まで。 孵化日数は30日のようですね。 孵卵の基本としては、日に一回放冷すること、できれば卵重を管理して湿度を調節すること(孵化直前までに15パーセント軽くなります。軽くなりかたが不足なら湿度を下げ、過大なら上げる、ただし家禽ですし、水鳥ですから、ときどき卵に霧を吹くぐらいでも無事に孵る確率高いでしょう)、孵化2 3日前からは転卵を中止すること、などがあります。孵化直前にさらに温度や湿度をいじる手もありますが、諸説あるので、あえて特殊な操作は行わなくてもよいでしょう。 ガチョウの雛で卵黄分が何日残るかは自信ありません。ただ、卵黄が吸収され、腸が完成した時点で初めて食欲が出るものですので、観察していれば問題ないでしょう。 エサはニワトリの雛用の配合飼料をベースに、植物質を増やすものが適当でしょう。ヒキワリのトウモロコシは入手しにくいので、小鳥用の粒エサで代用されてはどうでしょうか。さらにガチョウ/ガンは草食傾向が強いので、同じ植物質でも主として澱粉たる穀物ではなく、繊維が多い葉とか茎とか、いわゆる緑餌を多給するのがよいと思います。そして過剰にならない程度のカルシウムを添加。 水は新鮮なものを切らさず(陶器の砲弾型の水入れがお勧め)。ただし、夜間に体が濡れていると体温を失ったり、あるいは逆に雛同士が固まって蒸れたりして死亡することがあります。夜間は水入れを取り出す、ケージの4隅に斜めに板を張ってコーナーを作らない、などの工夫をなさるとよいでしょう。 加温その他はニワトリと同様に。暖かい後室と、やや冷たく、エサや水のある前室との2室式とし、間は布などのカーテンで仕切るのが普通です。 以下もご参考に http://group.lin.go.jp/data/zookan/kototen/spacial/s003.htm http://www.mydome.or.jp/o-agri/Medemiru/Katiku/duck/dgrowth/DUCKEGG1.HTM |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |