意見交換掲示板過去発言No.0000-200110-56
狂牛病のリスクの大きさ? |
投稿日 2001年10月6日(土)00時38分 はたの
結局のところ、狂牛病のリスクの大きさはどの程度と判断されるのでしょうか。 仮に100億円ほど支出するとして、それによって、何人の死が予防できるのでしょうか? その効率はたとえば交通事故予防に同じ金額を注ぎ込んだ場合とどちらが上なのかな、などと考えてしまいます。 リスクはあるのでしょうし、政府・企業の対策が充分とはいえない、それもおそらく確かなのでしょう。これをきっかけに副次的にシステムの改善が進むのもけっこうなことです。 ただ問題は、リスクの大きさがわからないと、費用対効果もわからないってことです。 風呂場で転んで死ぬ人もあるし、モチを喉につまらせて死ぬ人もありますが、健康らばそのリスクは充分に小さいから風呂には入るし、モチは喰う。リスクが大きい高齢者ならば、風呂場に手すりを付けたり、モチを切ってから食べるなどのコストを支払う。 我々が日常暮らしていくうえで、狂牛病のリスクはどの程度のものなんでしょうね・・・? リスクが大きいなら政府がお金を使うのに賛成する意義はありますし、個人生活でもいろいろ考えなくちゃなりません。けれどリスクがたいして大きくないのなら、もっと別なことにお金や注意力を使ったほうが、トータルの安全性は高い。 関係者が一生懸命になるのは当然で、そうでなくちゃ困りますし、個人として心配になるのも当然ですが、「こういう危険がありうる」という、「量なし」の情報で大騒ぎしてもしかたないような気がしています。狂牛病だけが世の中のリスクでない、あくまでも限定的なものだ、ということを忘れないようにしないと、センセーショナリズムに踊られそうですね。いまの報道の量と温度に見あうだけのリスクはあるのでしょうか? |
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